運営支援/京都府 (公財)京都産業21
2007年秋、京都府の呼び掛けにより工芸職人の技術バンクとして「京都伝統産業協働バンク」がスタートしました。工芸品づくりを通じてこれまで培ってきた技術や感性を新たな分野でも活かそうという、京都の職人の集まりです。そしてその中から、大切な工芸品のお直しを専門に受けようと結成したグループが「京都職人修理ネット」です。
京都には国指定の17の伝統的工芸品をはじめとして、日本人の文化や生活と深く結びついて使われ育まれてきた工芸品が多くあり、その数は70を越えます。それぞれが京都の人々の生活に深い関わりを持ち、現在も職人たちの手で作られています。
昔ながらの素材を使い、昔ながらの技術でしっかり丁寧に作られた工芸品は、お使いのうちに傷んでしまっても、ほとんどの場合お直しすることが可能です。
きもの、帯、和装小物
ひな人形、御所人形
漆器、陶磁器、木製品、竹製品
掛け軸、屏風、家具、調度品
仏壇、仏具、神祭具など
傷んでしまった工芸品をお直しする方法や方針は幾通りもあり、また個々のケースによってそれぞれ事情が違ってきます。私たちはまずその工芸品に込められた思いをお聞きし、その上でご希望やご予算をお伺いしながら最良と思える方法をご提案し、納得いただいた上でお直しをさせていただきます。